ベター・コール・ソウルから気の利いた表現を学ぼう③
今日も引き続き同ドラマ、エピソード3からの表現です。ちなみにこのあたりからジミーの兄であるチャックとの関係が色濃く描かれるようになってきます。ブレイキングバッドではソウル(ややこしいですがベター・コール・ソウルでは本名のジミーを名乗る)は口が達者で真面目でどこかホッとするようなキャラクターを見せていましたが、今回のドラマではジミーの過去や兄弟関係から彼の意外な一面が浮き彫りになってきます。
①Now that you are in it up to your neck...you have Mom call me?(44:44)
助けてもらうために母さんに電話させるとは。
②They staged this to throw everyone off.(14:13)
我々を混乱させるための芝居だ。
③No way I'm gonna rat on this guy.(12:13)
ヤツの事をチクるなんてとんでもない。
④He has clout with these people.(11:40)
彼が警察に説得を。
①up to one's neck(ears)は、困難で身動きが取れない状況を指します。ここはジミーが罪を犯して刑務所にいるところを、兄が迎えにくるシーン。直訳すれば、「こんなとこ(刑務所)に捕らえられるなんて、、、。
②stageは舞台という意味なので、この表現も覚えやすいですね。よくヤラセ番組ってありますよね。それがまさにこのstageです。:Is the Voice staged?(Voiceは歌のオーデション番組):ヴォイスってやらせ番組なの?
また、誘拐事件の偽装もstage a kidnappingと言います。
③rat on 人、あるいはrat 人outで〜をチクる、の意味。I'm not gonna rat him out,no way!と言い換えもできます。
④cloutは権力や勢力、強い影響力のこと。よく新聞で目にするのはpolitical clout政治的影響力。
それではまた次回!