Drama Ryugaku

バックパッカー、英会話、TOEIC講師を経て、現在はネットコンテンツを中心にフリーの映像翻訳者としてパソコンに向かう毎日。英語の習得に費用も手間もかからないネットフリックスを利用しない手はなし!

テラスハウスの夏美にそっくりYou Tuber?

ハワイ編が始まりましたね。そもそも私がテラスハウスを見始めたのはアメリカのお友達が勧めてたから。海外の人に日本の番組を勧められるとは思いもしませんでしたが、ちゃんと英語字幕付いてるんですね。でも日本独特の笑いを100パーセント訳しきれないのが残念。ハワイ編にはまだ付いてない模様ですが、今割と暇なのでお仕事きたら喜んで字幕つけます!fun subでもつけようか、、。

さて、テラスハウスを見てた人なら「夏美」のことを覚えているはず。彼女を見たときにすぐに思い出したのがYou Tuberの「Jenn」。笑顔と声が夏美にそっくり!なので

す。私はJennのポジティブで素直な性格に惹かれ、サブスクライブしていますが、彼女の動画は英語習得にも、とてもオススメです。(fashion bloggerですが、彼女のファッションは、うーん、、20代向けならいいのかな?)

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オススメの理由

1、ハキハキとして、聞いていて気持ちいい声。

2、キャプションが付いている。(ほとんどがgoogleのオートキャプションでなく、ちゃんと自分でつけているようなので精度が高い)

3、英語中級〜上級者にとって難しすぎず、けれど稚拙な英語でない、ちょうどいいレベル。

4、見ていて元気になる!(笑顔が可愛い)

こんなところでしょうか。

気になる方は是非チェックしてみては?

 

https://www.youtube.com/watch?v=WxSigAzqjbg

 

 

夏はサイパンで遊びながら英会話!

ハファダイ!(サイパンの人々が話すチャモロ語で「こんにちは」)写真はシュノーケルの時に撮ったマニャガハ島の魚たちです。

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今日はサイパンでの英会話レッスンのご紹介です。

ポイントは「遊びながら」という点。サイパンシュノーケリング、ダイビング、ホテルビュッフェを楽しみながら英会話でちゃんとお勉強もできるなんて、家族旅行組にオススメのプランです。また、先生は「ハーバード卒」。私はどんな経緯でここへ来たのか、そちらに興味が有りますが。そのうち数レッスン受けてみようかと思っています。

このレッスンが行われるのは中心部ガラパンにある「ひまわり」という日本人オーナーの経営するホテル兼レストラン兼スーパーの一角。日本人にとっては唯一日本の食材やお刺身が調達できる命綱みたいなスーパーです。ホテルも清潔でお値段も良心的なので宿泊にもオススメです。

ちなみにここ最近は中国の某企業B.S(一応イニシャル)がサイパンの土地を買い占め(現地人しか土地は所有できないので正しくは長期リースですが)新しいカジノやレストランなどがオープンしています。

日本からサイパンへは直行便だと約3時間半なので、気軽にいらしてくださいね!

それでは!

英語習得の秘訣は負荷とドーパミン

人の3大欲求は「食欲、睡眠欲、性欲」だと言いますが、その次に大きな欲求として「自己顕示欲」や「知的好奇心」などがあります。私の場合は「知的好奇心」から英語の畑に踏み入れるようになりました。最初に英語と触れたのは、覚えている限り7ー8歳の頃動物園に行った時。「カバ」や「キリン」と書かれたプレートの下に全てカタカナとアルファベットで英語表記がなされていました。それをとにかく面白く感じ、全部ノートに書いてはクイズをして回るのが大好きでした。これが私の英語の原点です。そして、この好奇心は英語を話しながら生活している今も本質的には何も変わりません。もちろんカバやキリンのように名詞であればほぼイコールで対訳がありますが、(ない時もありますが)会話中のセリフとなれば文化的、宗教的背景、コンテクストが混在してくるので英語を理解し、話すのに一筋縄ではいきません。そして英語と関わっていく以上この葛藤はいつもついてまわります。同時にこの葛藤というものが言語に味わいを与え、人を魅了し続けてくれるのです。

 

つまり、英語習得というのは、「どこまで自分を飽きさせず続けられるか」にかかっています。日々知らない単語や独創的な慣用句、言い回しを聞くたび英語に惹かれもっともっと言葉のストックが欲しくなります。もちろんこれは英語に限らず日本語でも同じですが、やっぱり母国ではない言語には、その国にしかない表現や定義があり好奇心を刺激してくれるものです。

 

けれど、言語習得までには幾つものフェーズ(段階)があります。通時的に見ていくとこんな感じです。(私の場合)

 

第1フェーズ: 少し聞き取りができ、簡単な応答ができるようになる。まだまだ英語の深みを知らずに好奇心だけ。相手が自分に合わせてゆっくりしゃべってくれるレベル。

 

第2フェーズ:少し広い世界に顔を突っ込みたくなって、英語でドラマを見たり、知っている単語を並べて文章を書いてみて、意外にイケると勘違い。(本当はストーリーと映像に助けられて分かった気分になってるだけ。)どんどん増えていく単語の数に満足できる。

 

第3フェーズ:いつも「I」や「What」から始めていた文章に多様性が出てきて、学校の教科書とは違う自然な表現ができるようになる。getやhaveやmakeの様々な用法を駆使して、無駄のないシンプルな文章が作れる。

 

第4フェーズ:聞き取れる単語や表現、ジョークも楽しめるようになる。けれどまだ自分から素早くツッコミを入れるほど余裕はない。ドラマなどの理解率は7割ほど。内容によって理解のムラがある。(できそうなのにできない、とても苦しいフェーズ)

 

第5フェーズ:話すのも聞くのも、ほとんど母国語と同じ。酔っ払ったおじさんの英語、ブツブツ話す人の英語がわかる。ドラマのジャンルも問わず9割ほど内容がわかる。凡百な応答をしなくなる。

 

おそらく英語学習者の多くが幾つかのフェーズを体験して今に至っているのではないでしょうか?

 

ここでやっと本題!

 

★中級〜上級の勉強方に欠かせない秘訣は2つ。それは負荷とアドレナリンです。まるで筋トレみたいですよね。

 

「負荷」というのは、自分が気分良く聞けるスピードよりも速い英文を聞くこと。聞く→内容確認→その音のまま何度も発話する、これを繰り返す。聞いている内容は自分の口から言いそうな表現、あるいは興味のある内容であること!負荷、というものは慣れるものです。短い表現で構わないので、ネイティブの会話をで「速!」と感じなくなるまでこの練習が必要です。自分の心地よいスピード(TOEICは少し遅いですね)では一歩ネイティブに中に足を踏み入れると、とてもついていけない!と感じてしまうはずです。

 

2つ目はドーパミン。つまり、その表現を知って何か報酬があること。その表現を実際使って相手が頷いてくれた、海外で言いたいことが言えた、海外のホテルを予約できた、海外サイトで買い物ができた、など。これはもうとにかく「気持ちいい」と感じられるかどうか。恋愛で英語が飛躍的に上達するのは、まさにこの「伝えたい!伝わった!」という感覚です。

 

言語に対する好奇心があることを前提に、この2つを常に忘れなければ、必ず英語を操ることができるようになるはず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベター・コール・ソウル:ボブ・オデンカークへのインタビュー後半

Q: You’ve previously said that Saul’s combover was your idea. What other ideas did you contribute to the development of the Saul/Jimmy character?

以前に、ソウルのバーコードヘアーを提案したのはあなただと伺いました。ソウル、あるいはジミーを描く上でこの他にあなた自身が提案したことはありますか?

A: Almost nothing. I suggested he come from Chicago, which is where I’m from and which is a town that more than tolerates a kind of ethically complex interaction. Other than the hair and that little tidbit, every aspect comes from the writers, and I love it that way.

ほぼないよ。ジミーの出身地をシカゴにしたことくらいかな。僕自身がそこの出身だし、シカゴはどこの地域よりも善悪の見方に対して複雑な葛藤があるところだからね。髪型やちょっとした提案以外は全て脚本家の見解から出来上がったものだ。僕はそれで大いに満足してるよ。

 

Q: You have a background in both comedy and writing. Did you pitch any scene ideas for Better Call Saul?

あなたはコメディーと脚本、両方の畑で経験をお持ちですが、ベターコールソウルの中でアイデアとして自ら売り込んだシーンはありますか?

 

A: Not a thing. Breaking Bad was the first time I got to approach an interesting role purely as an actor, with no responsibility for the structure or production of the show. It was incredibly freeing and fun. I wanted to keep that relationship. Vince, Peter and the writers create the story, I do my job bringing it to life. It’s a wonderful separation of duties that I will be maintaining through the entire run of the show.

 

一つもないね。ブレイキングバッドは、俳優として初めて心底面白いと感じられる役を演じさせてもらったドラマなんだ。脚本にも製作にも僕は関与していない。開放感があって実に楽しかった。ヴィンスとピーターがドラマを創造し、僕はその創造されたキャラクターに命を吹き込む。その関係を保ちたいと思ってた。 お互いそれぞれの任務を果たす素晴らしい分業だと思うから、今回も最終シーズンまでこのドラマをそんな関係性で続けていきたいね。

 

Q: Your former Breaking Bad castmates must be excited about the show. Who have you heard from, and what did they say?

ブレイキングバッドで一緒だった元共演者の皆さんもきこのドラマをさぞ楽しみにしているのではないでしょうか?元共演者の誰かから連絡はありました?またどんなコメントをもらいましたか?

 

A: I’ve literally heard from every single cast member, and they’ve all been across-the-board supportive and excited for me and the show. Bryan [Cranston], Aaron [Paul], Dean [Norris], RJ [Mitte] and Betsy [Brandt] all made it to the premiere and absolutely loved it. Anna [Gunn] was was out of town working on premiere night, so she contacted me and gave me great encouragement. It’s an amazing group of actors who love the work we all did together and are, from what I can tell, thrilled with this show.

実はもう全員からメッセージをもらってる。皆全面的に応援してドラマを心待ちにしてくれてるよ。ブライアン、アーロン、ディーン、RJ、ベッツィーたちは皆プレミア上映会に来てくれて、ドラマもすごく気に入ってくれた。アナは別のプレミアで遠くにいたから、連絡をくれて励ましの言葉をかけてくれた。皆ブレイキングバッドで一緒に仕事をすることを心から楽しんでいた素晴らしい仲間たちだ。みんなこのドラマにすごく興奮してるような印象を持ったよ。

 

Q: What was your favorite Saul moment from Breaking Bad? Do you have a favorite Saul one-liner?

ソウルの好きなところはありますか?また、ブレイキングバッドのソウルの決め台詞の中で、お気に入りは?

 

A: Any and all physical confrontations. I love Saul when he’s getting the sh-t kicked out of him, and I love playing those moments because I would never do that in real life. I like all of Saul’s one-liners equally. They’re my babies! How can you expect me to pick one over another?!

彼の体を張った問題への向き合い方はいつも好きだ。彼がボコボコにやられているとこも好きだし、それを演じるのも楽しい。現実の世界だったら絶対できないことだからね。ソウルのセリフはどれも同じくらい気に入ってる。どれも僕の大切な宝さ。1つを選ぶなんて無理だね。

 

Q: If you were in legal trouble, who would you rather have representing you, Saul or Jimmy?

もし法律上の困難にぶつかったら、弁護士としてソウルかジミーどちらを雇いますか?

 

Jimmy! I just like him more. I like to work with people who I like. Seriously. Plus, he is not without the legal-smarts. He knows how the system works. I think Saul would be overbearing and running his own game.

ジミーだね!単純にジミーの方が好きだし、好きな人間と仕事をしたい。それにジミーは法律面で賢くないわけではない。法律がどう働くのかよく分かっているし。ソウルは威圧的で何でも自分のやり方でやろうとする傾向があると思う。

 

いかがでしょう?翻訳は完璧ではないと思いますが参考にしていただければ幸いです。ボブのドラマへの真摯な気持ちと愛が伝わるいいインタビューだったと思います! 

ベター・コール・ソウル:ボブ・オデンカークへのインタビュー前半

日本ではネットフリックスで見られますが、アメリカではAMCが放送しているAMCオリジナル作品ベター・コール・ソウル。公式ページで主人公ボブ・オデンカークへのインタビューが公開されているので今回はそちらをご紹介。

www.amc.com

Q: What was your initial reaction when you were first approached about starring in a Breaking Bad prequel based on Saul?

ブレイキングバッドの前日譚としてソウルを主人公にした今回のドラマのオファーを受けられた時、あなたの最初の反応はどのようなものでしたか?

 

A: I believe I nodded thoughtfully and mumbled, “Uhhh… sure.” Seriously, I kept it extremely low-key. I basically just said, “If you (Vince Gilligan and Peter Gould) write it, then I’ll do it,” with little or no excitement. Why? Because I only wanted to do it if Vince and Peter wanted to do it for their own reasons, and not because they’d gotten my hopes up or anything like that. I knew that if they had their own organic drive to do the show, then that would make it the best possible version of the show, and so it came to be.

確か、深く頷きながら小さな声で「うーん... やろう。」と言ったね。反応はかなり薄かったと思う。ヴィンス・ギリガンとピーター・グールドには「もし君たちが脚本を書くのならやる。」と落ち着きを払って淡々と話したよ。なぜって?それは、僕に演技の面で期待や可能性をかけてオファーしているのでなく、2人が何かの意図があって番組を制作したい、ということが承諾をする上で大切だったからだ。このドラマ製作が彼らのクリエイターとしての本意であるなら、間違いなく他の誰かが指揮をするより素晴らしい作品になると信じていたからだ。実際、そうなったと思うよ。

 

Q: You’ve compared Better Call Saul to “a superhero origin story.” What were some of the things you were most hoping to learn about the story of how Jimmy McGill becomes Saul Goodman?

あなたはこのドラマを、最近よくあるスーパーヒーローのルーツを解き明かす系の物語と似たものとして比較していましたね。今回ジミーマッギルがソウルグッドマンに変わっていく物語の上で、どんなことを学ぼうとしてましたか?

 

A: Everything. Seeing as how we knew nothing about him. All we knew in Breaking Bad was that Saul wasn’t his name, and that his persona was something he’d intentionally built to attract a certain clientele (the “homeboys”). So, we had everything to learn. Let me tell you, the character that Vince and Peter have created here is much more interesting, sympathetic and fun than any version I could have dreamed up.

全てだよ。ソウルについて何も知らなかったからね。ブレイキングバッドで明かされていたのは、ソウルは本名ではないことと、彼の人格は訴訟依頼人を魅了するために彼自身が作り上げたものということ。だから、全て1から考えることから始まったんだ。事実、ヴィンスとピーターが描くジミーは僕がどう頑張っても作り上げられないような、興味深く、共感できる、愉快なキャラクターへと仕上がってる。

 

ちょっと長くなりそうなので、、インタビューの後半はまた明日!

 

 

 

 

 

ベター・コール・ソウルから気の利いた表現を学ぼう③

今日も引き続き同ドラマ、エピソード3からの表現です。ちなみにこのあたりからジミーの兄であるチャックとの関係が色濃く描かれるようになってきます。ブレイキングバッドではソウル(ややこしいですがベター・コール・ソウルでは本名のジミーを名乗る)は口が達者で真面目でどこかホッとするようなキャラクターを見せていましたが、今回のドラマではジミーの過去や兄弟関係から彼の意外な一面が浮き彫りになってきます。

 

①Now that you are in it up to your neck...you have Mom call me?(44:44)

助けてもらうために母さんに電話させるとは。

 

②They staged this to throw everyone off.(14:13)

我々を混乱させるための芝居だ。

 

③No way I'm gonna rat on this guy.(12:13)

ヤツの事をチクるなんてとんでもない。

 

④He has clout with these people.(11:40)

彼が警察に説得を。

 

①up to one's neck(ears)は、困難で身動きが取れない状況を指します。ここはジミーが罪を犯して刑務所にいるところを、兄が迎えにくるシーン。直訳すれば、「こんなとこ(刑務所)に捕らえられるなんて、、、。

 

②stageは舞台という意味なので、この表現も覚えやすいですね。よくヤラセ番組ってありますよね。それがまさにこのstageです。:Is the Voice staged?(Voiceは歌のオーデション番組):ヴォイスってやらせ番組なの?

また、誘拐事件の偽装もstage a  kidnappingと言います。

 

③rat on 人、あるいはrat 人outで〜をチクる、の意味。I'm not gonna rat him out,no way!と言い換えもできます。

 

④cloutは権力や勢力、強い影響力のこと。よく新聞で目にするのはpolitical clout政治的影響力。

 

それではまた次回!

ベター・コール・ソウルから気の利いた表現を学ぼう②

 


前回の続きで、今回はシーズン1エピソード2から。ところで、このベター・コール・ソウル、今年で56回目となるのモンテカルロ・テレビ祭のコメディー部門で最高賞を受賞したそうです!あまり馴染みがないかもしれませんが、実はアメリカのエミー賞と並ぶ世界4大映像祭でとても権威ある賞なのです!(エミー賞も取ってます!!)このドラマの大ファンとしては嬉しい限りですね。

 

variety.com

 

このエピソードでは懐かしのトゥコが登場。ブレイキングバッドを見ていた人なら、あー!!と思わず叫んでしまったはず。それでは早速今日の表現をご紹介。

 

①I'm gonna go glass-half-full here and say, they're not.(37:14)

いや、楽観的に見よう。まだ彼らは生きてる。

②You are light on stickers.(10:30)

ステッカーが足りてないぞ。

 

Meet me halfway.(8:47)

譲歩しよう。(お互いがフェアになるよう、半々のところで折り合いをつけよう。)

 

①この表現は「〜を楽観的に見る」の意味。直訳すると、「コップの半分まで水が入っている」、だけれど、よく言えば「まだ半分も入っている」とも言える。これが転じて「物事を良いように見る」つまり「楽観視する」という意味となった。

ここではgo glass-half-full とありますが、take glass-half -fullとも言います。ちなみにthey're notは直前のセリフを受けているのでthey're not deadのことですね。「彼らは死んでない=彼らは生きてる。」ということです。是非本編で発音などもチェックしてみてください!

 

②be light on 〜で、〜が足りない、の意味。

 

③とてもわかりやすい表現ですね。半分のところで会おう!つまり、どちらも損のないようフィフティーフィフティーで行こう!という意味ですね。市場で値引きをするときにも使えます。$50!$20!Meet me halfway! $35で折り合いをつけるということですね。